和雑貨の魅力について


近年、和雑貨がかなりの人気を見せています。
全国各地に和雑貨を扱うお店が出ており、日本人だけでなく、日本を訪れた観光客にも大変人気です。

和雑貨には、他の雑貨には見られない魅力があります。
それは日本人である我々が普段忘れてしまっている日本独自の「風情」です。
京都や奈良といった日本の人気の観光地では、木造建築や文化遺産、歌舞伎や能といった伝統芸能などで日本独自の風情を感じることができます。
しかし、都心に目を向けてみてください。 そこには、コンクリートでできた高層ビルが立ち並び、海外から入ってきた服を着ている人たちで溢れかえっています。
都心では風情を感じることができなくなっているのです。
そんな都心に住んでいる方たちにも、心の底には日本独自の魅力を慈しむ気持ちがまだ残っており、無意識にそれを求めるために和雑貨が人気を集めているのでしょう。

和雑貨には実用的なものが数多くあるので、実際の生活に取り入れているという方も増えてきています。
例えば、扇子です。
扇子は暑さを和らげてくれるのはもちろんのこと、使う方を上品に見せてくれます。
お祭りなどで浴衣を着る時などに上手に取り入れることで、風流を味わうことができると思います。
たためば浴衣の帯などにスッと収納することができるので、うちわよりも持ち運びに便利で、より実用的と言えるでしょう。
このように和雑貨は、近代的な今でも十分に活躍することができます。

戦後の日本では、和雑貨は減少の一途をたどり、最近こそよく見られるようになりましたが、以前までは使用している方はあまりいませんでした。
食生活だけでなく、建築やインテリアにおいても欧米諸国の文化が取り入れられていったからです。
徐々にその活躍の場を奪われていた和雑貨ですが、近年になり、ようやく日本人は日本本来の文化に対する感受性を取り戻してきています。
和雑貨はこれから、さらに人気を集めていくことでしょう。
あなたも和雑貨の魅力に触れてみませんか?

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